1. >
  2. >
  3. 洗濯だけではダニは落ちない!ダニを退治する方法

洗濯だけではダニは落ちない!ダニを退治する方法

ダニは水に強い

洗濯をこまめにして家もきれいに掃除しているのに、アレルギー症状が消えなくて困っているという人は、ダニの存在を一度疑ってみる必要があります。
ダニというのは肌のかゆみなどを引き起こす原因となる害虫で、知らず知らずのうちに家の中で繁殖していることがあります。
気温20〜30°c、湿度が60〜80%の環境をダニは好みますので、梅雨から夏場にかけてはダニが繁殖しやすい環境が整います。

ダニは水に強いという性質があるため、衣類に潜り込んだダニなどは、普通に洗濯機に入れて洗っても死滅しません。
鍵爪などで衣類にしっかりとしがみついているため、水流によって流されることもほとんどありません。
ですから、衣類をこまめに洗濯する家庭でも、ダニの被害を防ぐことは出来ないわけです。

ダニを退治する方法

ダニは水には強いとは言え熱には弱いので、熱水で選択をすることによってダニを退治することができます。
60℃以上のお湯では、ダニは一瞬にして死滅します。
また、50℃程度のお湯でも20〜30分で死滅させることができます。

ですから、洗濯機で洗う前に衣類を60°以上のお湯に浸しておけば、ダニを退治することができるということになります。
洗濯機の中にはヒーターが搭載されているタイプがあり、温水で洗わなくても、洗濯前にヒーターを60℃以上に設定しておけばダニが駆除できます。
60℃以上の乾燥モードから自動で洗濯モードに切り替わる「ダニ駆除コース」が搭載されている洗濯機であれば、スイッチを入れるだけで自動的にダニが駆除され、洗濯によって洗い流されるので非常に清潔です。

漂白剤などを使用してもダニの多くは死滅せず、効き目はほとんどないと思って間違いありません。
ダニのエサとなるのは人間の皮脂やフケ・垢などですので、これらをちゃんと洗い落とせるような洗剤を使うことによってもダニ退治が出来ます。
ダニよけ専用の洗剤も市販されていますので、一度試してみることをおすすめします。

ダニは洗濯機に移ることもある

ダニは水に数日間浸しておいても死なないほど水に強いので、衣類についたダニを洗濯している間に洗濯機に移ってしまい、そのまま中で繁殖することがあります。
こうなってしまうと、衣類を洗濯するたびにダニが新たに衣類に付着するという悪循環に陥ってしまいますので、洗濯機の徹底的な掃除も必要になってきます。

ダニのエサとなっている洗濯機のカビや汚れを除去するためには、塩素系の洗濯槽クリーナーがおすすめです。
月に1度程度の頻度で塩素系洗濯槽クリーナーを洗濯機に入れ、通常のプログラムで洗濯機を回します。
洗濯機を回し終わったらフタを開けたままにしておいて、洗濯機内部をよく乾かすことが大切です。