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1ヶ月あたりの収入・収支を計算してみよう!

収支バランスを一度見直してみよう

「一生懸命働いて節約もしているはずなのに、毎月のやりくりが大変」という家庭は多いものです。
将来のために貯金をしようと思っても出費が多すぎて全然無理という場合には、一度収支バランスをじっくりと見直してみることが大切です。

家計簿をつけていない人は、項目ごとに家計簿をつけてみて、何にいくらぐらい使っているのかをまず把握しましょう。
交通費は会社から支給されるにしても、食費や交際費、通信費などに関してはお金の使い方が間違っていないかどうか確認することが重要です。

平均の消費支出と自分の家計簿を比較してみる

家計簿を付ける習慣ができたら、次は平均の消費支出と自分の家計簿を比較してみましょう。
総務省統計局では「家計調査」というものを実施しており、全国10,000世帯を対象とした家計の収入と支出、および貯蓄や負債などの状況を公表しています。
これによれば、単身世帯の一か月あたりの消費支出平均は163,781円です。
このうち食料費は44,263円、住居費は20,854円ですが、住居費に関してはもっと高い家賃を払っている単身者も多いはずです。

二人以上の世帯の一か月あたりの消費支出は平均で293,379円、このうち食費は80,461円、住居費は17,103円となっています。
まずは手近なところから平均の消費支出金額と自分の消費支出金額を比べてみることから始めれば、どこにお金を使いすぎているかがよくわかります。
食費や住居費はそれほど減らすことはできませんが、通信費や教養娯楽費、交際費などは再確認してみる必要がありそうです。

理想の家計バランスに近づくには

個々人の手取り収入は異なっていますので、出費面だけを平均値と比較しても理想的な家計バランスとは言えません。
では、理想の家計バランスというのはどのようなものなのでしょうか。
まず手取り収入を100%とすると、住居費は25〜28%、食費は12〜15%が目安です。

交際費や外食費など「その他」の出費が単身者は多い傾向にあり、手取り収入の20〜33%を占めています。
ですから、この部分の出費を抑えれば貯蓄に回すことができます。
外食はできるだけ控え自炊を多くする、あるいは土日にまとめて惣菜を作り置きしておくなどといった工夫をすることも大事です。
食費は一週間分まとめ買いをする、アプリを活用して近所のスーパーの最安値を探すなどすれば、出費を抑えてゆとりのある生活ができます。

夫婦の場合、お財布を一つにして生活すれば、何によりお金をかけたいか、どこを節約したいかが明確になり一体感も増します。
預貯金に関しては、単身者なら手取り額の20〜25%、二人以上の家族では12〜20%が目安です。