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ダブルワークで気をつけたいこと

ダブルワークのスタイル

パートの仕事はひとつあるけれど、もうちょっと収入を増やしたいという人の間でダブルワークが増えています。
ダブルワークというのはつまり仕事を掛け持ちすることですが、主婦の中には空き時間を利用して仕事を2つこなしてしまう人がいます。
こうすれば収入が2箇所から入るので、経済的にもゆとりが生まれますね。

ダブルワークには大きく分けて2つのスタイルがあります。
ひとつは昼間は事務の仕事や製造業で働き、夜はファミリーレストランなどのサービス業で働くというものです。
このタイプの働き方であれば昼の仕事をこなした後、家に戻って夕食を作り、帰宅した夫に子育てを任せて新たに出勤することも可能です。
夜に働くのが苦にならない人にはこういう生活パターンが向いています。

もうひとつは月曜から金曜まで事務職などをこなし、週末は単発のアルバイトを入れるというパターンです。
着付けの心得があるなら土日の結婚式があるときだけ結婚式場でアルバイトをすることもできます。
単発なので収入は一定しませんが、空き時間を活用したいと思っている人にはおすすめの働き方です。

ダブルワークで気をつけるポイント

ダブルワークは収入が増えるという点ではメリットですが、税金のことを考えると単純には喜べない部分もあります。
所得税を納める義務が発生したり、住民税が高くなることもありますから両方の職場の所得合計金額に注意しましょう。
収入が増えたことによって夫の配偶者控除が使えなくなる場合もありますから気をつけたいものです。

また、会社によってはダブルワークを禁止していますから、あらかじめその点を確認しておくことも大事です。
職場に内緒でダブルワークをした場合、住民税がそこでもらっている給与以上の請求が来るとそこでバレてしまいます。
ダブルワークの収入が一定額を超えると社会保険に自分で加入しなければならないケースも出てきますから、その点も留意しましょう。

在宅ワークも人気

ダブルワークのもうひとつのスタイルに、昼間は外で勤めて夜間と土日は家で在宅ワークに従事するというものがあります。
ネットオークションやアフィリエイトなどで得られる収入は「雑所得」と呼ばれますが、雑所得が33万円以上だと住民税が、さらに38万円以上だと所得税課税の対象となってしまいます。

在宅ワークは掛け持ちをするには理想的なのですが、税金との兼ね合いがなかなか難しいところです。
また、ダブルワークを会社の定款で明確に禁止しているところではネットを使った在宅ワークも禁止していることもありますから、最初からダブルワークを考えている人は掛け持ちを禁止していない会社にまず勤めることが肝心です。