掃除機は朝にかけるのが最適
じゅうたんなどのホコリを除去するには欠かせない掃除機というのは、正しい使い方をしている人は案外少ないものです。
まず、掃除機をかける時間帯に関しては朝にかけるのが最適です。
ホコリというのは、人が日中動き回っている間は空中に散乱しており、夜になって寝静まったところでようやく床に落ちてきて溜まります。
とはいえ、8時に出勤しなければならないからといって朝7時に掃除機をかけていたのでは隣近所の騒音迷惑にもなりかねません。
ですから、平日などはフローリングワイパーで朝にホコリを拭き取っておき、週末のお休みの日には午前中にゆっくりと掃除機をかけるのがオススメです。
逆に畳に掃除機をかける場合には、夜にかけることによって夜行性のダニを吸い取ることができます。
夜の掃除機がけも騒音が気になるというのであれば、日中にカーテンを締め切って部屋を暗くし、2時間ほどそのままにしておきましょう。
こうすると、ダニが夜になったと勘違いして表面に出てきますので、掃除機できれいに吸い取ることができます。
掃除機をかける際の注意点
換気は掃除の最中ではなく、終わってから行うことが大切です。
また、床に置いてあるものが多いと掃除機をかけながらいちいち移動させなければならないので効率があまり良くありません。
ですから、掃除機をかける前に片付けられるものは片付けておいて床掃除をするのがポイントです。
水がこぼれているような箇所は、必ず拭き取って乾燥させてから掃除機をかけないと故障の原因となりますので注意しましょう。
掃除機をかける順番は部屋の奥から手前にかけてが基本で、こうすれば一度掃除機をかけた場所をもう一度掃除する手間が省けます。
よく、ホコリをきちんと吸い取ろうとして掃除機を床に押し付ける人を見かけますが、こうすると逆に吸引力が落ちてしまいますので、掃除機はあくまでも軽く持つようにする習慣をつけましょう。
背筋を伸ばして掃除機をかけるようにすると、力を入れすぎるのを防ぐことができます。
掃除機は、早く動かしすぎると十分な吸引力を発揮できないので、焦らずにゆっくりと動かすことも大切です。
ノズルは、掃除する場所によって適宜取り替えれば効率もアップします。
掃除機をかける頻度
掃除機をかける頻度は一日一回が理想的ですが、共働きの家庭ではなかなか難しいので、3日に一度はかけるようにしたいものです。
小さな子供のいる家庭で掃除機を毎日かけることができない場合には、とりあえずフローリングワイパーを使ってホコリだけを拭き取っておくと良いでしょう。
ペットのいる家庭でも、できるだけこまめに掃除機をかけることが大切です。
掃除機が重いとお掃除がおっくうになりがちなので、できるだけ軽量のタイプを選ぶことも重要です。