英語学習は早いうちから始めたい
子どもを持つ親にとって、いつから英語の学習を始めさせたらいいかというのはけっこう難しい問題ですよね。
英語に限らず、語学というのは小さいときから慣れ親しむことによってネイティブ並みに上達するものです。
子どものころから英語の正しい発音に慣れ親しんでいれば、大きくなってから発音の矯正に苦労することもありません。
では具体的には何歳から英語学習を始めればいいのでしょうか?
以前は中学からの必須科目だった英語は、2011年から「外国語活動」として小学校5〜6年生の必須科目となりました。
さらに2020年度からは3〜4年生に引き上げられることが予定されています。
とはいえ、学校での英語がなかなか実用的なものとして身についている人が少ないことを考えると、もっと小さいうちから自発的に英語を学習させた方がいいんじゃないか?と思いますよね。
「何歳から開始しなければならない」という基準はありませんが、子ども自身が「やってみたい」と思ったときがベストです。
目安としては5歳までが理想的です。
5歳までの子どもというのは耳から聞いた言葉をそのまま反復するのにほとんど苦労がいりません。
音を獲得する能力が高いのが5歳までということになります。
「英語学習」というふうに固苦しく考えずに、お母さんと一緒に子ども向けの英語教材DVDを観たり英語の絵本を読む、幼児向けの英語のテレビ番組を見たりするだけでも十分なのです。
親も英語力を身につけたい
子どもに小さいうちから英語を学習させるためには、親も英語力を身につけることが大切です。
一緒にビデオを観ながら英語で会話したりできるようになれば、子どもも楽に英語を身につけていくことができます。
最初の家はカタコトだってかまわないのですから、英語を日常的に使う環境を家の中に作ることがおすすめです。
英語嫌いにさせないことが大切
子どもに英語を身につけさせたいからといって、無理矢理に詰め込もうとするのはよくありません。
最初のうちはあくまでも遊びの範囲内にとどめて英語に親しんでいくことが肝心です。
小学校で現在行われている「外国語活動」では児童のうち約70%が英語が好きだと答えていますが、中学生になると途端に英語が嫌いになる子が増えます。
これは英語が遊びから必須科目に変わったからです。
ですから5歳以前の小さいころから英語を始めさせたいのなら、英語を義務づけないように気をつけ、あくまでも楽しみの一環として生活の中に組み入れるようにします。
読むだけ、聞くだけに重点を置かずに「話す」割合を増やせば子どもは決して退屈しません。
どんどん声に出していくことで英語の興味がますます募ってくるはずです。