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子どもの写真をSNSにアップするリスク

SNSに子どもの写真を載せる

スマホが蔓延し、お買い物も連絡もメモも銀行の諸手続きもすべてスマホで済ませてしまえる時代になりました。
スマホのメリットはいつでもどこでもいろいろな情報にアクセスでき、簡単な用事を済ませられることにありますが、SNSへのアクセスがパソコンよりも格段にスピーディーにできることも大きな特徴です。

以前は撮影した写真をわざわざパソコンに読み込んで使う方法が普通でしたが、今はスマホで写真を撮って即、SNSに載せることができます。
こうなってくると我が子のかわいい写真を撮るたびにSNSに載せたくなるのが親の感情というものですね。
ところがSNSに子どもの写真を載せるのにはそれなりのリスクがあるのです。
トラブルに巻き込まれないようにするためにも、しっかりこのリスクの面を押さえるようにしておきましょう。

リスクにはどのようなものがあるか

それでは子どもを撮影してそのまま写真をSNSに載せることがどうしてリスクにつながるのかを見ていきましょう。
スマホというのは便利な反面、他人が知らなくてもいい情報まで「筒抜け」になってしまう可能性もあります。
GPS情報が写真の情報に入っていることもありますし、背景殻どこで撮影したのか画わかってしまうケースもあります。

こうなってくると誘拐などの犯罪に悪用される可能性がまったくないとは言い切れなくなるわけです。
SNSに写真を公開するということは、全世界に公開するということです。
しかもSNSの写真は簡単にダウンロードしたりスクリーンショットで保存することができます。

ということは、SNSに載せた我が子の写真が悪用される可能性もゼロではないということです。
こういったリスクを考えた場合、子どもの写真をそのまま載せないでモザイクやスタンプで加工する方法が考えられます。
スマホによってはこれらのテクニックで子どもの顔を隠した後、また元に戻せる機能の付いているものもあります。

リスクを軽減するには

リスクを軽減するためにはいろいろな工夫がありますが、どうしても写真を載せたいという人はGPSの設定をOffにして、写真にGPS情報が入らないようにすることが大切です。
SNSのプロフィールにも住所を確定できるような情報を載せるのはやめ、写真にも名前が特定できるような言葉や文章を入れないことでリスクをかなり回避することができます。

手塩にかけた子どもだからみんなに見てもらいたいと考える気持ちはよくわかりますが、単なる自己満足に陥らないようにする心がけが大切です。
基本的には子どもの写真をSNSに載せないことでリスクをかなり回避することができます。
インターネットの即時性と、その規模が世界的であることを忘れてはいけません。