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いくら貯めれば安心?20年先まで予想してみよう!

キャッシュフロー表について

毎日きちんと家計簿はつけているけれど、今の経済状態でローンを組んで家を買えるのかどうか、子供を私立の大学に進めさせるための教育資金はきちんと確保できるのかどうか、などなど、不安は尽きないという方は多いのではないでしょうか。
実は、経済的な将来の見通しをたてるためには、家計簿だけでは十分ではありません。
お金の流れを把握しながら年単位で計画するためには、家計簿ではなくてキャッシュフロー表を作成することが重要です。
キャッシュフロー表というのは、希望するライフプランに合わせながら、10年20年先のプランを立てていくリストのことです。

キャッシュフロー表の作り方

キャッシュフロー表は、ライフプランソフトやアプリを使えば、いつからでも簡単に作成することができます。
中には無料で使用できるものもあり、税金や社会保険料の計算もやってくれますので非常に便利です。
入力した結果はPDFやExcelなどでダウンロードできるものがほとんどで、プリントアウトしてファイルし、比較検討することができます。

ただし既成のソフトやアプリは自由にカスタマイズできないものもたくさんあり、自分が見やすいようにアレンジできないというデメリットもあります。
その点、Excelを使ってキャッシュフロー表を作成すれば、各項目のスペースを自分好みにカスタマイズしたり、細かな設定をしたりできて便利です。

自分で作成することによってキャッシュフロー表のロジックもしっかりと頭に入り、将来の経済観を構築しやすくなります。
とは言え、社会保障制度や税制が変更になった場合、変更点を自分で反映させなければならないといったデメリットがあることも確かです。

今のライフプランでやっていけるかどうか判断できる

キャッシュフロー表を作成するにあたっては、自分のライフプランを明確に持つことが大切になってきます。
「何歳まで今の職場で仕事を続けたいのか」「子供の大学は私立にするか国公立にするか」「退職後はどのように生計を立てていくか」などについて、具体的に考えをまとめていきます。

キャッシュフロー表には、まずその年ごとの家族の年齢を入れます。
次に、退職までの推定の給料、退職する年齢、退職金なども細かに入力していきます。
退職金に関しては、勤めている会社の退職金規定を参考にすると良いでしょう。
退職後の年金に関しては、「ねんきんネット」に登録しておけばマイページで試算することができます。

支出に関しても、予測を立てながら表に入力します。
キャッシュフロー表を作成することによって、20年後の自分がどのような経済状態で生活しているかを大雑把に予測することができます。
老後にほとんどゆとりがない場合には、現在の貯蓄額を増やす、支出を抑えるといった工夫も必要です。